小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

はじめての精神科体験談~急がば回れ!~

↑精神科へ駆け込む筆者(イメージ)

こんにちは。中瀬一菜です。

体験した人は少数派であろう精神科の病院についてお話しします。

病気休暇と相成ったのですが、初受診はそれよりも数か月前のお話になります。

  

上司に脅され、受診を決意(震え声)

週の半分も出勤出来なくなるよりも前のこと。ちょっとずつ体に不調が出てきたころのことです。

このころは、1、2週間に1日は休む程度でした。

いつものように?、上司に有休をとりたい旨を伝えました。

公務員だからなのか、この上司だからかは分かりませんが、有休を突然取っても、大丈夫な環境でした。この点、ありがたい。

中瀬「頭痛いんで、午後から休ませてください…」

上司「ええで。なんか最近調子悪ない? 病院いったん?」

中瀬「え、いや…」

隣のグループの上司「病気かもしれんから行った方がええで。〇〇課で、頭痛するって言っとった人が、死んでしもたって話きいたことあるし」

上司「あぁ、そうですねぇ。病院行った方がええよ」

このころは、精神科の病院に抵抗感があって、メンタル的な意味で体調が悪いんだろうなと思っていても、自宅に引きこもって静かに過ごすことしかできていませんでした。

〇〇課といえば、庁内でも有数の激務の課。

上司たちが、〇〇課に関する耳を塞ぎたくなる武勇伝について談笑し始める中、私はたったかと所属を後にしました。

 

 

いざ行かん、精神科へ(白目)

帰宅後、上司の言葉が妙に引っ掛かり、これはさすがに病院に行かないといけないかもしれないと決意。

自分の命が可愛いのはもちろんのこと、体調不良なのに病院に行っていない体裁の悪さもありました。

すぐに近所の精神科・心療内科のある病院をスマートフォンで探し、適当な病院に電話を掛けました。

中瀬「今日って診察してもらえますか…?」

病院「4時すぎからなら大丈夫ですよ…」

奇跡の予約空き!

ちょっと病院の受付さんの対応が微妙でしたが、そんなことどうでもいい。とりあえず、病院に行きたい!

この時点で、精神科に対する抵抗感はなくなっていました。

 

指定された時間に病院へ。人気のない雑居ビルの中にある小さな病院でした。外観は普通の病院。中に入っても普通の病院です。待合室にいる人は静かに座ってるし、精神的に問題があるようには見えません。

診察前に、カウンセリングを受けました。

どういった症状なのか、何が原因なのか等…細かく聞かれ(これが結構辛い)、それをもとに医者による問診がありました。

医者「で、どうする? 休職する?

中瀬「はい???」

いきなりの休職宣告。

上司にはなにも言っていないし、仕事の引継ぎなんかしてある筈がない。

というか、わたしってそんなに重症…?

なんだかんだで、まだ仕事がこなせていたころなので、医者の一言が非常に衝撃的でした。

中瀬「いや…そんないきなりは…薬飲みながら仕事したいです…」

医者「あっそう…」

処方されたのは某抗うつ剤でした。

「運が悪いと眠くなることがある」*と説明を受け、とりあえず、初精神科の受診は終了しました。

*のちに、この医者の説明が誤りであることが発覚。

 ドクターショッピングを繰り返すことになります。

 眠気は必ずある!と、現在通っている別の病院で説明を受けています。

 

 

体験者は語る、精神科受診の心得(仮)

以上が、はじめての精神科体験記です。

精神科ってちょっと…と思っていましたが、(当たり前ですが)普通に病院です。

ドクターショッピングをしたので複数の精神科の病院を見ていますが、どこもよくある普通の病院でした。

ここの医者は良い、悪いと、普通に評判も当然に重要です。

 

他の患者さんも、ほぼ静かに座っていられるような人たちです。

病院によっては完全予約制だったり、逆に予約不可だったりします。

精神科の病院は、思った以上に敷居は低いです。

 

でも。精神科に行こうかな…とお思いの方。ちょっと待ってください。

 

精神的な病気のまえに、内科的な病気ではないと否定できますか?

わたしはドクターショッピングの過程の中で、「精神科で治療を受けるのは、内科など他の病気の可能性がないことが前提」、と医者に言われました。

わたしはたまたま内科も受診していましたが、処方されたのは抗うつ剤というオチ。

 

病院にかかろうかと思われる時点で、相当苦しいはずです。

最短ルートで適切な治療が受けられるように、まずは内科へ行ってみてはいかがでしょうか?

それでも不調の原因が分からない場合に、精神科へ行くと良いのでは?

誰しもに当てはまることではないでしょうが、いち経験者として、誰かの役に立つかもしれないと思い記録しておきます。

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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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