こんにちは。中瀬一菜です。
病気休暇となった後のことをお話します。
1 で、なにが苦しかったんだ?
わたしだけにある謎の特性かなにか分かりませんが、わたしは過去に起こった苦しいこと・嫌なことを思い出すのが苦手です。
記憶がスコーンと抜けているんです。
なんとなく苦しい・嫌だと感じたことは分かるけど、具体的に何がどうあって、こう感じて…と、一塊のお話にできないのです。
なので、女性特有といわれる悪口の言い合いが、好き嫌いの以前に、出来ません。よほど印象に残るようなヤバめの出来事なら、さすがに覚えてますけどね…
*もちろん、その当初は苦しかったり嫌だったり、感じますよ。
こんな妙な体質?のため、なにがどうだったからこうなったと、説明が難しいのです。問診や初診時のカウンセリングでは、苦労しました。
だって、覚えてないんですから。
その上、以前お話したような、謎の自己犠牲感を持っているため、ふんわりと残っている苦しい・嫌だという感覚の記憶があるにもかかわらず、あれ、病気になったのは自分のせいじゃね???と自分を責め始める始末。
うまく聞き出してくれた諸先生方には感謝しかないです。
わたしは自分の口から話すことで、記憶を再構築するというか、ようやく自分の頭で理論的に理解することができました。
こうやって日記にまとめているのも、ふんわりとしか残っていない記憶を自分でまとめるためでもあります。単にひとりで療養するのが寂しいのもありますが…
2 愛よりもお金!おまんま食い上げ回避!
お休みをすることで仕事ができなくなったのですが、公務員のすごいところは、こんな状況でも給料の何割かはいただけるのです。
もちろん、休んでいる期間ずっと何割か支給ではなく、一定の期間の間、です。
こんなこと一般企業の皆様に知られたら、大バッシングもいいところですよね…
わたしが服用している某抗うつ剤は薬価単価が高く、毎回の通院で2,000円以上はかかります。
それが週2回…毎月お薬だけで5,000円ほどかかります。
そして、お休みの手続きに必要な診断書は一通数千円。数か月ごとに必要です。
これに、普段から支払っている生命保険や携帯代、奨学金の返済等を合わせると…かなり将来が心配になってきます。
絶望とまでいかないのは、公務員さまさまというか…なんというか…勉強して損はないんだぞ、というか…皮肉です…
趣味:貯金なわたしにとって、非常に苦痛です。
さらに、いつまでこの状況が続くか分からないので、苦痛はどんどん大きくなります。極力、無駄遣いしないようにというか、お金をそもそも使わないように、生活しています。
愛とお金、どっちが大切?という、永遠の二択問題。
いまならお金一択です。普遍的意味での愛が無ければ社会復帰は難しいでしょうけど。
3 お外に出られないよ!
もともと引きこもり体質で、休日は一歩も外に出ないなんてよくあることなのですが、お休みをするようになってからは、確かに外に出る必要はないけれど、周囲の目が異様に気になり始めました。
自分の車がずっと駐車場に停まっている…それをみた周りの人はきっと噂する。あそこの家の子、どうしたの?って…
怖すぎます。
稀ですが外に出るときは、極力下を向いて、誰ともすれ違わないことを祈ります。
洗濯物を取り込む時ですら、誰もいないことを確認します。
わたし自身は、医者から「うつ病なんて、だれでも起こりうる病気だから」と、聞いているので、さほど意識はしていません。しょうがねぇか~(震え声)程度です。
でも、親や親戚経由で、病気はまだ治らないのかとか、お前が休んでることは話してないとか、聞かされると、婉曲的に「うつ病になった娘」を隠そうとしている意図が見えてしまって、それがわたしを恥じているように思えてしまって、ただでさえ低い自己肯定感が底をついてしまいそうになります。
そして、わたしという存在が、家族にとって体裁の悪いもの、考えてしまい…あぁ…
きっと、うつ病患者あるあるの「深読みのし過ぎ」ではないかと思います。
普通は、娘の将来性を鑑みて不必要な噂を立てられないようにしてくれているんだと、捉えるべきなのは分かっているんですが…
この事案だけでなく、まったく関係のない事柄でも深読みしすぎてしまう質なので…
こうして、わたしは、現在進行形で自分勝手に体裁が悪くなってしまいました。
ただでさえ引きこもり体質なのに、もっと引きこもるようになりました。
そもそも外出できるほど体力を回復していない、のもありますよ。
先日、休み始めてから初めて映画を見に行きましたが、とても疲れましたし、内容があまり頭に入ってきませんでした。
わたしのお休みはまだまだ続きそうです。