こんにちは。中瀬一菜です。
うつ病で休職中ですがとりあえず今のところ(首の皮一枚で)現役公務員のわたくし。そんなわたくしが、各種お悩み相談系の窓口をご紹介しつつ、最近の思うところをお話したいと思います。
「苦しいときは一人で抱え込まないで」は正解だけど、人に迷惑かけてもいい免罪符にはならん。
人に迷惑をかけてはいけませんよというのは、日本の悪しき慣習(村八分的なそっち系の嫌な意味で)も関係するところかもしれませんので、それがいい事なのかどうかは置いといて、みんな幼い頃から刷り込まれていることかと思います。
では、ちょっと面倒くさいことを突っ込みましょう。
――迷惑ってなんでしょうか?
自分がされて嫌なことはするなというのも良く聞く話ですが、そういう意味でしょうか。じゃあ、自分がされてもいい事なら「迷惑」にはならない?
国語辞典的に言えば、
他人のことで、煩わしくいやな目にあうこと。
ということで、完全な主観で判断できるものみたいですね。なんとなく、この説明が腑に落ちます。
そう、迷惑とは、自分の主観的な判断で決まるモノ。相手がどう思って何をしたかは関係ない。
――そして、その相手とは、いかなる事情を持つ人物であるかを区別することはないと思います。
わたしのような精神的に病気を抱えていようとも、ひと様にご迷惑をおかけすることはあってはならないと思うのです。
そりゃ道端で倒れでもすれば迷惑顧みず助けを求めるのは当然ですが、そういう意味ではなく、「緊急を要することでもないのに、故意または過失で相手を煩わしく嫌な目にあわせること」というような意味で言いたかったのですが…ニホンゴムズカシイネ…
なお、これと合わせて、迷惑なんだったら「それ迷惑やねんけど!!!!!」とブチ切れるのは大いに結構だと、わたしは思っています。我慢は美容に良くなくってよ。
ということで、わたくし、迷惑だと思ったことを告白いたします。
- セールスのメール
- 一方的な助けてほしい的な意味合いのメール
これらは非常に迷惑です。不愉快です。セールスについては特に理由も無いです。セールスに対する一般的な感想ですので。
助けてくれメールについては、精神的な疑似交通事故って感じで、文面も二度と見たくないくらい嫌でした。わたし自身の苦しいかった記憶を、芋ずる式に思い出してしまうのです。
わたし、ただの公務員(事務屋)です。専門家じゃないです。苦しいって言われても、ワシかて苦しい。わたしが苦しく見えないのは、見えないように努めているからです。
縋るなら神様仏様にしてください。
メールを打つ暇と体力があるなら、しかるべき専門機関を受診・相談してください。
勇気をもって、迷惑ですよと言いましたが、ただそれだけではいけない。見捨てるのはちょっとね。ここはわたしがみんなの役に立つことを願いつつ、好き勝手に言いたい放題で運営するブログですし。
ということで、各種相談窓口を網羅的に調べてみました。憂鬱でしょうがなくって苦しい!助けて!な声は、専門家にぶつけましょうね。
わたしや同じような病気で苦しむみなさん、みんなみんな苦しい。苦しいときに「わたし苦しいです!」と、ハッキリ言えることはとても大切。そりゃそうだ。
けれど、その苦しみを免罪符に掲げるのはアカン。誰だって、病気云々置いといて、なんかしら苦しい。アンタちっとは楽そうやん聞いてくれてもええやろ!なんて、それもアカン。そんなん共倒れまっしぐらやん。誰が一番苦しいでしょう選手権なんて、阿呆臭いでしょう?
ということで、しかるべき専門機関をご紹介
一応、まだ公務員ですので、相談窓口と言われるものついてはちょっと知識がありますし、裏側も知っています。 とっても一生懸命対応されていますよ。ご相談があるたびに、親身になって寄り添ってくれます。個人情報はもちろんしっかり管理されています。(何事もピンキリあるのはそうなんですけど…)
ですが、相談する側も節度を守ることは忘れずに、です。そこは甘えてはいけない。
職員を長時間拘束して…毎日何度も長時間電話をかけて…というのはご法度。職員は相談業務以外にも当然に仕事を抱えていますし、貴方様以外にも相談したいと思っている人は大勢います。
…と前置きは良いとして、わたくし、この件をGoogle先生にお尋ねしたところ、相談窓口をパパッと知りたいだけなのに、すぐに出てこないんですよね…!なんて分かりにくいんでしょうか。驚きを隠せません。そりゃわたしに助けてメールが来るはずだよ…行政よ…もっとPRしようぜ…SEO対策頑張って… とりあえずわたしが確認できたところを載せていきます。
各都道府県の精神保健福祉センター
お住いの都道府県名や市町村名+精神保健福祉センターで検索してみてください。各自治体ごとにHPがあります。
たとえば、東京都なら、「東京都 精神保健福祉センター」で検索します。すると、東京都立精神保健福祉センター 東京都福祉保健局が一番上にヒットします。こんな感じで、各都道府県ごとに、精神保健福祉センターのHPがあります。
ページの中に入ると、電話や住所、相談窓口の詳細などが案内されています。ちなみに、このセンターで受け付けている相談方法(電話、メール、来所等)は、各県ごとに違うようです。
上記で例に挙げた東京都の場合は、初回は電話相談のみの受付のようです。さらに例を挙げると、大阪府/こころの健康総合センターでは、若者専用の電話相談を受け付けていたり、FAXでの相談を受け付けていたりしています。LINEでの相談もあったなぁ。すげぇ大阪府。
ざざっと見て回ってみて、だいたい下記4種の相談方法がありました。お住いの地域でどんな相談を受け付けてくれているのかを確認の上、お好きな方法でお話してみてください。
電話相談
飛び込みで話を聞いてほしいならココ。一番ポピュラーな相談窓口なのでは?
電話受付時間(だいたい9~17時では?)が決められているので、そこは守ってね。もちろん、繋がりにくいこともあるかもしれないが、そこの辺りはご了承をって感じ。繋がらない場合はFAXでの受付をしてくれている(大阪府みたく)ところもある。
メール相談
電話が苦手ならメールもよさそうかも。必ず返信先を明記すること。個人情報の管理はちゃんとしてくれています。とはいえ、すぐに返事は来ないと思われ。急ぎの場合は電話が良いと思う。
来所相談
予約を取る必要はあるが、面と向かって深い話ができるのが良いかも。来庁できるガッツがあればぜひ。とはいえ、初回の相談は電話のみ(東京都みたく)というところもある。
SNS相談
これ、わたくし、不勉強ながら初めて知りました…最近は進んでるなぁ…!
わたしがぱっと見つけられたのは大阪府だけですが、民間の団体でもありました。どうやら、これからの時代は電話ではなくSNSみたいです。精神病関係だけではなく、子どものいじめ系でも普及しているそうな。
厚生労働省の情報サイト
上記のサイトでは、各種心の病気に関する情報が網羅的に集まっています。心の病気について知りたいなと思ったら、とりあえずここへアクセス。厚生労働省が出している情報なので安心。
支援情報検索サイトというのがあって、電話番号を検索できる。都道府県・相談手法(電話・メールなど)を選んで調べられるという。なにこれめっちゃ便利。これ、もっと広く知られていいと思う…! Googleで県名+精神保健福祉センターで探すのが面倒なばあいは、これですぐに分かりますよ。
民間の相談窓口
ざざっとGoogleで検索して目についたものをご案内します。
SNSでの相談を受け付けてくれている団体もあるみたいです。(リンクは厚労省HP)
上記以外にも、相談を受け付けてくれている団体はあると思います。無料だったり、時間制限付き無料だったり、完全有料だったり…そこは色々みたい。
親身になってくれる人を探してね
いかがでしたでしょうか。荒い調査のまとめになりますが、なかなか網羅的に記載出来たかと思っております。もちろん、上記だけではなく、他にもたくさんの支援がありますから、ご活用してみてください。
…というのはいいとして、とにかく親身に貴方様のお話を聞いてくれる人を探してほしいと思います。
わたし、うつ病患者ですが、元の気質が超のつく現実主義者で冷血だ・血も涙もないと言われていました。不本意ながらなかなか的を射ていると思います…
こんなわたしに、顔も知らない会ったこともない方から相談を持ち掛けられても、カウンセリングの資格を持っているわけでもないので、適切な対応はできません。持ち前の現実主義的な視点で、ズバッとオブラート一切無しで話しちゃう。えー、憂鬱なんっすかー?知らんけど運動したらどうっすかねー?(棒)、なんて言っちゃう。
そう、いつかしらに行った婚活調査のように、人って見知らぬ誰かの中身にはとことん冷酷になれるんですよね。
この記事の最後にも書き留めていますが、やっぱり相談するなら、貴方様のことを大切に思ってくれる人にするべきなのです。とはいえ、なかなか難しいなら、各種専門家の相談窓口に頼るべきなのです。その方が、わたしなんかに縋るよりもずっと良い。
以上、ながーくなりましたが、一人で苦しみ抱える必要なんて一切ないんだけど、その苦しみを担がせる相手は誰でもいいわけじゃなくて、貴方様のことを大切に思ってくれる人に限りましょうね各種相談窓口も上手に使ってね、というお話でした。
マジでわたしに縋れることといえば、おすすめのBL漫画無いですかねとか(中村明日美子先生の作品全般!)、Fate気になってたんだけどどの作品から見ればいいですかねとか(とりあえずFate/zeroから入ると良いゾ!ケイネス・エルメロイ・アーチボルト先生をヨロシク!)、個人輸入したいんだけどどうかなとか(とりあえずiHerbでお菓子買おう!うまいぞ!)、そういう話くらいですね!!!へけ!!!!!
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
Twitter https://twitter.com/ebihuraiumeeee
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