こんにちは。中瀬一菜です。
今日はうつ病患者のダイエットはマジで止めろという旨のお話をしたいと思います。
「うつ病で休養中」の免罪符
現在、うつ病で休職中で毎日休養をしているのですが、患った当初はご飯が一切食べられなくて大変でした。
どれくらい食べられないかというと、空腹を感じていても食べる意思が湧かないという訳分らん状態でした。この頃の口癖は…
- 点滴で栄養補給したい
- 食べなくてもいい身体が欲しい
- 口を動かすのが面倒くさい
という、まさに病人の発想。具体的な食事量は、夕飯一食だけみたいな感じ。なお、こんな状態でしたが、代謝が恐ろしく悪かったため痩せはしませんでした。これはこれでなお悪い。
ということで、わたしにとっての休養は、「ちゃんと食べる」ことも含まれたのです。
…ですが、やっぱりどうにも最近はそれも行き過ぎているような気がしていて。
もともと、やせ型ではなくて、むしろすぐに太ってしまう体質(代謝が悪いのはうつ病外原因ではないのです)なので、うつ病の症状が落ち着いてくると、脂肪がドカッと体に増えてしまいました。
とはいえ、休養中ですし、そんなに神経質になってもストレスだわ!とか、「休養中」であることをいいことに、好き勝手に食べていると…
体重と体脂肪率が過去最高を記録してしまいました…
プチ肥満とかその辺のレベルです。もともと痩せてはいなかった。だけど、そこまでひどくは無かった…!
職場復帰してから〇イザップにでも行けばいいじゃないとか思ってたけど、そんなんじゃ遅い。このままの生活をしていると、天井知らずで増え続け、真正・肥満となるのは時間の問題。
さすがにそれはいただけない…アラサー腐女子でも一応嫁入り前の娘なのです…
世の中にはぽっちゃり系が好き♡とおっしゃる殿方がいるそうですが、嘘だとわたし知ってます。それは、※ただし美人に限るとか、※ただし年収600万円以上に限るとか、そういう暗黙の了解があるって。
誰だってスレンダーで、清潔でお洒落な服と靴を身に付けて、髪の毛をさっぱり綺麗に整えた人が好きなのです。これがこの世の理…誰にも変えられないたった一つの真実なのです…(悟り)
ということで、うつ病の療養と並行してマイペースにダイエットを開始することにしました。
目標を掲げて後戻りできないようにしよう!
ということで、ぽっちゃり系になったわたしの場合、どこまで痩せるのがいいのか…?
ちょっと具体的に数値を出すのは、はばかられるのですが…
体重55キロ・体脂肪率20%前半、このあたりを目指していこうと思っています。
体重が重めになってる(と思う)のは、その分ちゃんと筋肉を付けたいという意思です。そう、代謝が非常に悪いので、このあたりの改善も目論んでいます。
体脂肪率については、先日、DaiGoさんの放送を見ていて、「女性はこれくらいがいい」とおっしゃっていたのでそれを鵜呑みにして参考にしています。
…とはいえ、わたしはうつ病で休養中の身。「何かを頑張る」ことすら、ちょっと難しい。無理をしてしまえばすぐに体調に悪く表れてしまい、何日か分の休養がおじゃんになることもしばしば。
ということで、上記目標を達成したい気持ちはあるのですが、そのためには…
- 絶対に無理をしない。直感的に嫌だと思ったら一時休止する。
- ダイエットによさそうなあらゆる物事を頑張らない。脱優等生思考。
- ハッピーダイエッターの精神を忘れない。
という三つのお約束事を守りつつ、ゆったりまったりマイペースで進めたいと思います。
ちなみに、ハッピーダイエッターとは、YouTuberの石井亜美さん(あみしぃ大好きなのです…!)が提唱されているもので、ダイエットも楽しくやろうよ!的な意味合いがあります。
主治医ストップ!
…なーんて考えつつ、地味にダイエットを始めたわたし。開始してから初めての通院がありました。
中瀬「体調はいいんですけど、デブっちゃってダイエットはじめました」
主治医「えッ!?!?!?!?」
めちゃくちゃ驚く主治医。もともとテンション高めなのですが、もっと高くなりました。逆にわたしが驚く。主治医はじーっとわたしを見ながら続けます。
主治医「中瀬さん、体重と身長は?」
中瀬「(検閲)なんですけど…デブいでしょ???」
主治医「んなことない!むしろちょうどいい!中瀬さんがダイエットはじめるとか、世の女性全員を敵に回しますよ!」
中瀬「え~~~…???」(腹の肉を摘まみつつ)
うーーーん。お医者さん的には、健康という意味では丁度いいと思うのかもしれません。たしか、小太りが一番健康って何かで聞いたことがあります。主治医はさらに続けて、暗に危険性をちらつかせてきました。
主治医「痩せるってことは、脳も痩せるってことなんです」
中瀬「ええ???」
主治医「脳は脂肪ですからね」
中瀬「へー!」
…要するに、お前は脳の中のアレコレで病気になってるのに、わざわざその脳を痛めつけるような手法を取るのか???おバカさんなのか???という意味なのだと思いますたぶん。
主治医「というかですよ、うつ病は普通、ガリガリに痩せていく傾向があるんですよ。太ったといっても、健康な状態での太り方と比べて、緩やかじゃないですか?」
中瀬「確かに…甘いモノ食べまくってた時期はこんなもんじゃなかった…かも…」
主治医「この病気は甘いものと炭水化物がおいしくなりますからね。」
中瀬「確かに…!!!めちゃくちゃ甘いもの食べまくっちゃいます…!!!」
主治医「どうしてもダイエットしたいんだったら、お魚とちりめんじゃこ・煮干しを食べてくださいね。魚の油とカルシウム。アッでもカルシウムはタブレットとか飲んじゃだめですよ。カルシウムの過剰摂取は、躁鬱の原因になるんで」
中瀬「う、うっす…!」
…ということで、色々と綿密に計算しつつ始めたはずのダイエットですが、主治医ストップが出ましたので、結局やめることになりましたトサ。
「ダイエットではない何か」を始めよう
主治医は上記のとおり、ダイエット反対過激派(一見穏健派)ですので、わたくしとしては従わざるを得ません。だってちゃんと先生のいうこと聞くって初診の時から決めてるんだもん。もんもん。
とはいえ…この体…ちょっと…わたしの欠片ほどの美的な意味でのプライドが許さないのです…!
ダイエットはできない。サプリの摂取も駄目。治療が最優先。
そんな中でもできることっていったい何なんでしょう?
- あみしぃ直伝の各種ストレッチ
- 主治医から勧められたお魚の摂取
- 体力づくりも兼ねた筋トレ
- 規則正しい・バランスのいい食生活
このあたりが限界かな、と思います…うーん、とってもささやかな抵抗…
ですがこれ以上のカロリー管理だとか、有酸素運動だとか、そういうのを加えるとガチのダイエットになってしまって、わたしのような人間には駄目かな…
うつ病患者のダイエット、ダメ絶対!
ほんと、うつ病で治療中の方のダイエット、マジで止めましょう…
痩せたいなら、治ってから思う存分やりましょう…
わたしは、もともとやせる傾向にあるというのに、それ以上に甘いものを摂取したい欲が強くってぷくぷく状態ですが…ガリガリになるよりはマシだよなぁ。
この病気は…なんというか…こういう意味でもとても難しい…
…あと、主治医は「体脂肪率を計算する体重計が諸悪の根源。あんなの肥満で指導が入ってる人か、50歳以上の人が使うモノですよ」とボヤいておりました。
健康な方のダイエットもほどほどに。特に女性。「中瀬さんみたいに痩せてるのにダイエットをして、骨がスカスカになって、骨折しちゃう人たくさん見てきましたから」とちょっと辛そうに話していました。
…諸々肝に銘じます。
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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