こんにちは。中瀬一菜です。
今日は診断書についてお話したいと思います。
診断書の基本情報
うつ病だけではなく、病気などの何らかの事情で会社を休まざるを得なくなったときに提出する診断書ですが…なかなか見ることはないですよねこんなレアなモノ…
診断書といえば、お医者さんがあなたはこんな病気ですよ~と診断した内容を紙に示してくれるやつですね。
わたしの貰った診断書を元に、たぶんどこもこんな感じでは?というイメージ図を作ってみました。
病院によって様式はもちろん違いますが…おおむねこんな感じじゃないのかなぁ。医者じゃないし、こんなの貰ったの人生で一回だけだし、比較も何も無いので想像ですが…
- 患者の情報(住所や名前など)
- 診断した病名
- いつからいつまでの休養と通院が必要なのか
- 診断書の発行年月日
- 診断した病院と患者の担当医の名前
こういう情報が書かれた一枚紙を、厳封(緘を〇で囲った印を、封筒の各所に押してあるやつ)してもらうことが多いと思います。こういった場合は、自分で封を開けると厳封の意味が無いので、職場の担当者に渡すまでは開けない方が良いですたぶん。出来上がったものを貰う前に、こんなふうに書きますよいいですか?と見せてくれると思うので、その時点でしっかり確認しておきましょう。
病名なんですが…精神科の場合、診断される病名は担当医の匙加減なんだそうです。わたしの場合、最初に示されたのは適応障害でした。「障害」の文字にビビったわたしを見て、主治医が今の病名に変えてくれた…なんて裏事情があります。
そして、患者にとって大切な休養期間ですが…わたしの場合は最初は2か月でしたが、これも担当医の匙加減によります。一気に長く出してくれる医者もいるかもしれないし、患者側の希望を聞いてくれる医者もいるかも。…一般的には数か月じゃないのかなぁ…???
その他、細かい文章は、すべて担当医側がささーっと書いてくれます。患者側は担当医の質問に正直に答えて、分からないことがあれば質問して…という診察スタイルでOKです。
そして、忘れちゃいけない診断書の発行手数料的なお金の話ですが、一通につき2,000~3,000円ほどかかります。なかなかお高い…
お休みを延長するときどうするの?
上記で、「わたしのお休み期間は2か月」と書いていますが、わたしの休職期間はそんなものではなくもっと長いのですが…どうやってこんなに長くしているのかというと、休みを延長するかどうかを患者と医者が相談して、その結果延長するようであれば診断書(あるいはそれに相当するモノ)を改めて書いてもらい、それを提出するということをしております。
要は、主に休養期間の部分を修正して延長し、それを提出。休職期間が延びるようにわたしの在籍する団体側で諸手続きをお願いしているというわけです…
これは、わたしの所属する団体側が、「お休みを延長する場合はこうしてください」と示したものがあるので、それに従っているという感じです。
いろんな職場でいろいろと違うと思いますので、延長する際には諸々確認しましょう。
- 提出する書類の様式(職場側で用意があるのか、病院側の様式で良いのか等)
- 延長する休職期間(病院側の判断でいいのか、期間の上限があるのか等)
- 診断書の提出方法
- その他、併せて提出すべき書類の有無 などなど…
公務員の場合、休暇から休職へと切り替わると、辞令が出ます。ウチは異動のときに貰う様式のまんまでくれました。貴方は休職ですよ、給与は幾ら出ますよ、などなど色々書いてあります。休職を延長すると、もちろん辞令が出ますよ。
休職になると、おそらく職場側のカウンセラーが付くと思いますので、詳細は彼らの指示に従ってください。いろいろと規定がありますが…ぶっちゃけ読むのは大変だし、病気だと余計に読めないので…
はじめて診断書を貰うんだけど…そもそも貰えるの?
今現在働いているけど、休職したいなぁと思っている場合ですが…とにかく大変お疲れ様です。
ぶっちゃけ、貰えるかどうかは担当医次第です。
例としてわたしの場合をそっとお伝えすると、まともに歩けない・自然と涙が出る・朝起きられない・ふっと死にたくなる・食欲がほぼゼロなどなど。こんな症状が出た状態で、初診一発目ですぐ休め!と言われて、その場でささーっと診断書が発行されました。
そりゃそうです。患者側が「仕事を休みたいから診断書くれよ」といって、ハイハイなんて言ってすぐ発行するようなら、それって逆にヤバい病院じゃ…って思いませんか。ビジネス臭がすごい病院じゃない…?ちゃんと治してくれるのかめちゃくちゃ心配になる… 実は、わたしがドクターショッピングで最初に行った病院はコッチ系でした。初診で「6か月のお休みで出します?」とか言ってた気がする…
「しんどくて病院行くけど、診断書貰えるかな…」なんて良く聞きますが、大丈夫だよ!絶対貰えるよ!とは言えず…わたしの症状を参考にしてみてください…
とにかく、診察で正直に(決して盛ってはいけない。給料をもらいながら楽して休むために貰うものではない!)自分の状態をお話して、担当医からこれからどうするか選択肢を示してくると思いますから、その中に「仕事を休む」があれば選ぶ、という感じです。
ちなみに、お休みを延長する場合も同じです。貰えるかどうかは、主治医次第です。
患者側の意見(まだ朝が起きられない、疲れやすいなど)はもちろん伝えますし、主治医も患者に無理を強いたりはしませんが、職場復帰に踏み切る最終的な判断は主治医が握っています。
わたし的に、こういった判断を医者側が握ってくれているのは良い病院じゃないかなと思います。
診断書はすべて病院にお任せ
ということで、わたしとしては診断書は全部病院側にお任せしています、ということが言いたいのでした。
始めてもらう場合…めちゃくちゃ心配になるのはとっても良く分かります…しかし患者側がもらえるためにできることは何もない…ただ診察のときに正直に・決して盛らずに・ありのままの症状を伝えることだけです。
…たまーに、ごくたまーに、お休みをズルしてもらってる疑惑を第三者がリークしているところを見聞きしますが…とっても悲しいお話です…
悩みまくって人生詰んだわと嘆きながら休んでいるリアルガチな患者だっているんだよ! きっとコッチの方が多数派だわ! 怠けてるとかじゃない、こちとらマジで身体が動かないんだよ…!(激怒)
貰えるかな…どうかな…貰える確証無いしな…とモヤモヤされている方、もうすぐ病院行っちゃおう。あとは野となれ山となれ。病院側にお任せです。お休みするほどじゃないよ、お仕事しながらちゃんと治るよというなら、それはそれで良いじゃん。最高じゃん。生命保険の切り替えで持病がな~とか悩まなくていいし。婚活だって両手振ってできるよ。
そっとわたしの初診の様子の記事を置いておきますね。参考までにどうぞ。
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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