小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

うつ病患者の一人暮らし奮闘記~大変なのは家事以外だった編~

こんにちは。中瀬です。

うつ病寛解前に実家を飛び出し職場近くのアパートで一人暮らしを始めたのですが、しばらく暮らしてみたところの感想をまとめたいと思います。

前回の記事はこちらからどうぞ。

 

 

うつ病休職公務員、賃貸借契約を交わす

考えて、決定して、実行して…

うつ病で休職してはいますが、まぁいい歳した大人ではありますので、部屋を借りるにあたっての総ての手続きはわたし一人で行いました。まぁそりゃ当然か…元気に動けますからね。ここで動けなかったら時期尚早だったということです。

部屋が決まって契約書を不動産屋に渡して以上終わり!となるはずもなく、そこからがむしろ本番。ざっとどんなことをしていたのかというと…

  • 借りる部屋の寸法を詳細に測る。慣れないメジャーとの闘い。
  • ひたすらネット通販。どれがいいのか比較検討しつつ妥当なところで購入の繰り返し。
  • 実家から持っていく物の選別&荷造り。時間をかけて考えないと、忘れ物が発生するため、じっくりと考える。
  • 引越し当日までに不動産屋へ行って鍵を貰ってくる。
  • 電気の手続き。(電話がクソほど混んでて繋がらない)
  • シーリングライトを買う。(案外ついてないぞ!忘れるな!) 

 などなどなど…普通の引っ越しなんですけど、わたし!うつ病患者!寛解前!(震え声)

日々これ以上動いたらまずいんじゃないかとびくびくしながら、いざ始まる一人暮らしへの不安とか諸々を上手く処理するのが割と大変。一週間のルーティンなんてぶっ飛んで、とにかく引っ越しに間に合うように!とバタバタしておりました。

あと、参考までにコレは忘れずに買って持っていけというものがあります。

歯ブラシと歯磨き粉です。

数日歯磨きしなくても大丈夫な人以外、気持ち悪くて耐えられません。わたしは歯磨き粉を忘れて、プチパニックになりました。引っ越した先の地理勘の無い場所でドラッグストアはどこかな?なんてしてる余裕はありません…とりあえず持っておいた方が良い…

あとあと、引っ越した先での移動手段を早く整えておくことです。

自転車なりバイクなり車なり…新しく必要ならちゃちゃっと買って用意しておかないと、引っ越してすぐはだいたい必要なものが無いので、買い物するのに非常に困ります…都会ならまだしも、田舎では致命傷です。

 

というか、中瀬さん休職してたのに契約できたの?

そう、何気に問題なのが、休職している人間が部屋借りれるのか問題。

別に聞かれはしなかったので、「今うつ病で休んでるんですよね~」なんて話してはいません。契約するにあたって記入した各種用紙にも、勤務先を問うものはありましたが、現在健康に働いてますか的な問いはありませんでした。

…なんだか、反則気味な気がしないでもないですが。

賃貸借契約前の審査も1日で通り、すぐに契約となりました。

まぁ…働けてはいませんけど、傷病手当金でお金は入ってきますからね。家賃・光熱費はしっかり支払えます。とはいえ、ちょっとなんだかアレですけど…まあいいとしましょう。

 

 

引っ越し作業はどうあがいてもしんどい

体調を万全にして挑むべし

そして引っ越し当日なのですが、わたしは2日に分けて行いました。もちろん、家族にも手伝ってもらっています。荷物は自家用車で運びました。ちなみに、通販したものは引っ越しの日に届くように指定して、できるだけ持っていく物が少なく済むようにしています。

エレベーター付きなんですけど…ただの荷物を運んで降ろしての繰り返しがこうもシンドイとは思ってもみなかったです。完全に計算間違いでした。

引っ越しを終えた瞬間から疲労困憊。翌日から数日間は寝てばかり。結局、引っ越して1週目は、数日実家に帰っています。もう疲れすぎて臥せってしまいました…

思うに、引っ越しをしたその日は、家族と一緒に一度実家へ帰った方が良かったかもしれません。体調が万全になったのを確認して、新居へ行けばまだ楽だったかもしれません。

とにかく、わたしのように実家脱出計画を練っていらっしゃる皆様方、体調は万全にして挑んでくださいね。とってもとっても疲れます!

 

お部屋作りはマイペースにいきましょう

引っ越し作業の疲労が抜けた辺りから、ようやく荷解き開始です。もうこのあたりの作業は、「いかに自分の気分が上がる部屋を作るか」という個人の趣味の問題なので、マイペースに進めればいいと思いました。

段ボール生活でもいいわ!と思うなら、それでよし。
理想のお部屋像があるなら、それを目指して頑張るもよし。

わたしは、荷解きを一日に少しずつ行って、追加の家具・雑貨等の購入をネット通販で済ませつつ、2,3週間掛かりでお部屋を作りました。細かなところは、今現在もちょっとずつ作っているところです。(観葉植物をいくつか買い足したいのと、壁の装飾を予定しています) 一番楽しい過程はきっとここだと思いました。

 

 

家事は案外楽勝。問題はそこじゃない… 

中瀬さんの家事能力

ずっと実家暮らしの温室育ちなお嬢様ってお思いじゃないです?

実はそうでもないんだな~~~!(中身は雑草根性たくましいアラサー腐女子)

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家事は一通りできるようにさせられたので、料理も洗濯も掃除も特に困りはしませんでした。ただ、「ひとり」しかいないので、家事のペースを掴むのが難しかったですね…でもそれくらいです。

ちなみに、自炊派です。ご飯は4合炊いて、一食ずつ包んで冷凍。玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・キャベツを常備して、お肉・魚は安いときに買ってこれもまた冷凍。朝ご飯はパズーパン(トースト+目玉焼き。タンパク質を多く取るように心がけてる)。掃除は思いついたときに。一週間に一回はかならずキチッと各所やっておく感じ。洗濯は週に二三回。日光浴中のオリーブちゃんの横に洗濯ものを並べます。

 

本当に大変なことはコレ

むしろ、大変なのは、たったひとりの狭い空間の中で、メリハリのついた生活を送ること!!!

実家にいた頃は、気分転換がすぐにできました。部屋を変えて、犬と遊んで、テレビを見ればいい。家の中でそれができました。

けれど、1Kのアパートに越してきて、お部屋はたった一つ。気分転換もなにもない!こんなところでずーーーっと引きこもっていたら、生活のハリも何もない…のっぺりとした穏やかだけど刺激ゼロな日々…毎日パソコンを弄って…YouTube見て…Amazonプライムビデオ見て…同じところに座ったまま夜を迎える…

実家にいた頃よりも、より積極的に外へ出ていかないと、気分も良くならないし、曜日感覚とかその辺も狂います。

うつ病の病気療養の過程の中で、外出の練習があると思いますが、わたしはそれを週2回2時間から始めて、週3回時間無制限まで拡張することができていました。だいたいこれくらいの体力が身に付いている段階でのコレです。

なんとか、身体も動くし、外へ出ていくことも楽しいと思えますが、コレはかなり要注意ポイントだと思いました。一人暮らしの大変さは、こういうところなのだ。

 

 

楽して楽しく療養生活続けるぞい!

クソ田舎なので基本車が無いと生活できないんですが、職場周辺は割とクソ田舎の中でも都会で、車が無くても困らないんですね。ということで、我が愛車が実家に置いております。新しい愛車は緑色の自転車(オリーブちゃん2号)です。

最近は、行動範囲が広がりつつあって、行きつけの喫茶店ができました。(例の公募作品作成時にお世話になったあそこ)徒歩圏内に美味しいケーキ屋さんも見つけました。運動できそうな公園もいくつかあって、ウォーキングコースも複数作れそうです。

ただ、お買い物はちょっと困ります。特に飲み水。水道水は…好きくないので…ミネラルウォーターを買ってるんですが、自分で買って持って帰るのは大変。その他も、大きい調味料とか、塩とか砂糖とか…結構重たい。こういうのは全部Amazonパントリーで通販しています。とっても便利。一人暮らしなんで多少高くても、便利をお金で買う感じで快適さを優先しております。

…こんな生活ぶりは職場の方にも伝わっております。職場復帰を見据えて引っ越したので、コイツは本気なんだなと分かってくれてると思います。おかげさまでなのかどうか分かりませんが、「いつでも帰ってきていいからね」と言ってくれております。ありがてぇありがてぇ…

そんなこんなで第二拠点一人暮らし生活は案外快適です!中瀬さんの療養生活は第二幕へと続くのであったトサ。

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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
Twitter  https://twitter.com/ebihuraiumeeee

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note        https://note.com/me10s2ct

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