小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

うつ病の何が辛いかランキング(当社比)

こんにちは。中瀬一菜です。

今日は、うつ病になってそこそこな日数が経って、ブログも順調に続き、いままでの振り返りの意味も込めて、何が辛かったのかを書き出したいと思います。

*中瀬は辛い・嫌だという感情があまり無くて、感じたとしても覚えられずに深層意識のなかでため込む厄介な体質?です。じっくり考えて何が嫌かをはっきりさせるのも治療の一環だと思っています。

愚痴っぽくなること必至ですので……予めご了承くださいませ。

ー目次ー

 

 

1 何が~辛かったか~思い出してごらん~

あんなこと~こんなこと~あったでしょ~(意味深)

ということで、うつ病歴ホニャララなわたくしが思う、うつ病になってこれが辛いんだよランキングをわたくしの独断と偏見で発表したいと思います。

 

1 うつ病である事実そのもの

 まずはこちら。そもそも論です。

うつ病って診断書に書かれた時の絶望感……頭をガーンってぶん殴られたような気持ちです。頭まっしろ。病院に行った時点で薄々感づいてはいましたが、まさか自分がマジでうつ病だなんて信じられなかったです。

最初は、疲れすぎてるだけでしょ?と思ってた…慢性疲労症候群ってやつ…そうじゃなかった…

巷でのうつ病に対する偏見…さぼり病だとか、頭おかしいとか、メンヘラとか…そういうグループにわたしも入っちゃうんだ…と思うともう駄目でした。異常に周囲の目が気になって、おちおち外出もできません。特に近所なんて歩けない。

外から見れば、普通の人間で、病気してるなんて、それもうつ病だなんて、絶対に分からないんだけど…

 

2 社会の何も役になっていない事実

うつ病になると、基本的に気分はずっと暗いまま。何のやる気も出ず、目を開けて息をするだけで精いっぱい。例えば、朝起きて顔洗って歯を磨いて…というのさえ出来なくなります。

そうなると、もう、自分の駄目さ加減に嫌気がさしてくるんですよね…休職しているとなおさら…直前までなんとか働けていたのに、一気に動けなくなりますから体に気持ちが追い付かない。

時間を持て余すようになると、なんで生きてるんだろう…とか哲学的な(ある意味危険な)発想にまで至ってしまい、よけいに辛くなります。

 

3 結婚・子育てが無理なんじゃないか妄想

わたし的にはこれが結構大きな問題です。

うつ病って遺伝する…らしいのです。そりゃ病歴の無い人と比べれば、確率は高いよね、っていう当たり前の話です。

となれば、もう、やっちまった感が半端ない。うつ病なんて心の風邪!だれでも起こりうる病気!だなんて言いますけど、そんな軽いノリの病気ではないんだ! 家族を作りたいと考えている人間にとっては、この上ないマイナス条件なんだよ!

例えば婚活。うつ病など精神的な病気があると、門前払いをされることも少なくありません。

それに、仮にうまく結婚できて子供が生まれたとしても、子どもからお母さんうつ病なんだ…マジ最悪勘弁してと思われることも多いとか。(気分が最高に落ち込んでしまえば、育児どころじゃないですからね…子供から悪く思われてしまうのも当然…)

 …病気に対する病院での(悪く言えば)軽いノリと、現実とのギャップが半端ないと思います。現実はとっても厳しい。

 

4 病人と思われない

うつ病は頭の中の病気ですから、ぱっと見は普通に五体満足で健康そうな顔色の人間にしか見えません。 

ですので、他人さんからは、どんなに調子が悪くて気分が最悪状態でも、自己アピールでもしない限り病人認定してもらえません。(経験談)風邪引きさんがいても気付かない時ありますよね、うつ病はそれ以上に表に症状が出ませんから…むしろ分かってもらえるほどの症状がうつ病で出たなら、速攻休まれよって感じ…

家族でも分かってくれないので、非常に辛いところです。顔色は普通なのにゴロゴロしてますから…目障りでしょう…

 

5 自分に自信がなくなる

 1~4までいろいろと書きましたが、全部まとめてしまえば結論はこちら、自信が無くなるです。

うつ病になってしまったという事実に傷つき、そういうレッテルを張られた自分に自信が無くなり…

うつ病になった経緯に対して、今後同じようなことが起こるたびに病気になるのか?と自分の心の持ちように自信が無くなり自立した生活能力にも自信が無くなり

結果、わたしはどうしようもないウミウシ野郎だと行きつき、とりあえず自己否定・自信もクソもない状態になります…

 

 

 2 これって自分で辛いって変換してね???

 べっつにうつ病だろうが、なんだろうが、自分は自分!明るくいこうぜ!だなんて思えばいいんでしょうけれども、そんなこと考えられるハッピー☆楽観仕様の頭だったら、そもそもうつ病なんか患うわけないわい!!!って感じです。

とにかく、うつ病はその症状自体でなかなかの地獄を見てきましたが、うつ病になった後のあれこれもなかなかの地獄仕様。わたしの人生、ハードモード(自負)確定ってか…

 

とはいえです。

腐っていてもしょうがない。今は確かに辛く思うことだけれど、逆切れしたところで要は自分の受け取り方次第で辛くなくなることばかりです。

  • うつ病になったこと自体辛い→過去は変えられん。開き直れ。→辛くない!
  • 社会で役に立ってない→役に立たな生きたらあかんのか、生きる目的はワシが決める→辛くない!
  • 結婚・子育てできないかも→「かも」だろ、却下→辛くない!
  • 病人と思われない→思われたいなら自分からアピれ→辛くない!
  • 自信ない…→病気なんかくそくらえ、ワシはワシだ~~~!→辛くない!

ほら!この通り~~~☆(やけくそ)

 

こういうふうに「辛く思える変換」してたら、なんでも辛いですわな。

考え方…ものの見方、捉え方を、ちょっと変えて、病気になる前とは違う風になれたら、きっと世界は違う色に見えるんでしょう。

…でも、辛さを分かってほしいのも切実な本音。

そこんところは、うまいこと切り替えて、人間らしく矛盾だらけで当たっていくのがいいのかなと思ってます。

 

…脳内に、幼稚園児かbarのママ(♂)が住んでくれるといいのかしら。うじうじ悩んで辛い~~~ってなっても、速攻で一蹴してくれそうだよね…

 

 

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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
Twitter  https://twitter.com/ebihuraiumeeee

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