小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

うつ病からの復帰…の前に試し出勤という試練…!

こんにちは。中瀬です。今日は公務員の試し出勤についてお話したいと思います。

 

 

 

 

試し出勤したいんですけどって言ったが運の尽き

うつ病で休職すること二年半。いい加減人生の夏休みにも飽きてきて暇だぞ!ということで、ようやく復職する決意を固めました。

主治医のOK貰って、職場側のカウンセラーさんにも伝えて、満場一致・大団円で試し出勤をすることになりました。

試し出勤ってなんぞという件については、前回の記事をご覧くださいませ。

そしたら、そこから引くくらいめっちゃ早く準備が進む進む!!!笑

いや~~~、公務員って真面目で働きすぎなんだよな~~~こういう場面でもはりきりすぎなんだよな~~~

もうすぐに私の上司がカウンセリング室にやってきて、こんなカンジでどうでしょう?と案を出してくる始末。叩き台として用意されているモノがあるにしたって早すぎる!復帰の意志が揺らぐくらい早い!

どんな仕事ならできる???

何時から来る???

どこの席に座る???

なかなかな量の決断のオンパレードです。

……いいですか、復帰を決意して伝えたら最後、ジェットスター並みの速さで全てが進みますので覚悟してください。

 

 

自分の意見をすっぱりはっきり伝える

カウンセラーさんの素晴らしい職場との連携、そして職場側の迅速な対応のお陰で、アッというかに試し出勤が現実的になったのですが、ここで黙ったままフンフンと首を縦に振り続けてはいけません。

わたしができること・できないことを、恥も外聞も捨てて、ハッキリと伝える必要があります。

わたしは、ここですごく悩みました。

前と同じ席に戻ったとして…同じ仕事をやるわけですが…出来る気がしない…

というか電話取れるかな…クレームもうむり…

というかというか、もう人間関係で揉めたくない…

言葉にもならない不安を、全部カウンセラーさんにぶつけて、一緒に考えてもらって答えを出す作業を続けました。そして、そこでの話を、職場側に伝えて検討してもらいました。

結果、わたしは休む前とは違う仕事をすることになりました。

(えええ中瀬さんそれってずっと復職を待ってくれてる同じ島の同僚にクソ失礼では???と思ったあなた、大正解です。後に血を吐くような思いをしつつ平謝りにしに行ったという話があったりなかったりしますがここでは省略。)

これについては、もう、所属の上司のおかげというしかないです。

所属側だって、わたしの意見ばかり聞いてはいられません。それでも、なんとかいい形で折衷案を出せないかと頭をひねってくれたおかげです。あと、その当時の人員の配置状況。完全に運が良かったから仕事を変えることができました。

 

 

中瀬さんの試し出勤!

そこで出来上がったわたしの試し出勤スケジュールを(身バレしない程度に)お伝えします。

まず、総期間ですが、ほぼ一か月です。最初は軽く、徐々に負荷を掛けていく形で進めました。

  1週目

   「朝起きて、登庁して、定時にデスクに座っている」を目指す。

  2週目

   午前中まで仕事をしてみる。デスクに座っているのになれる。

  3週目

   お昼休みを挟んで仕事をしてみる。昼越えできるかどうか。

  4週目

   フルタイムで一日仕事をしていられるか。

肝心の仕事内容は、外部とのやりとりの無い内部完結型の資料作りです。(とはいえ、うつ病で鈍った頭にはきつかった。)

だいたいこんな感じです。そして、カウンセラーさんと所属側上司と話し合って同意の上で決めた仕事をこなします。最初はめちゃ軽い仕事です。もう新採以下戦力です。でもそれでいい。というか、それで充分。

だって、これは試し出勤だから。

目標はもっとその先、正式復帰からの1年、2年と仕事を続けていくこと。

 

 

周りの目について

そこで気になるのが、周りの職員の目ですが……

ウチの部署は基本クソ忙しいのでみんな自分の仕事で精いっぱいって感じで、周りを構う余裕はない系です。なので、特に、好奇の目にさらされることはありませんでした。ちらかというと、復帰できてよかったね~系だったかと思います。

まあまあ大きな部になるので、一人一人挨拶はしてません。同じ島の人にお菓子配ってぺこぺこする程度。あとは、ずっと待っててくれた元島の上司にぺこぺこするくらい。

挨拶が終わると、もう職員のひとりってカンジです。過干渉もなく、淡々と。ここは、上司の気配りがあったと思います。あまり、大丈夫?大丈夫?って言わない系の。

もうね、二年半も休んで帰ってくる時点で、一周回って諦めもついてるのでどうにでもなぁれ☆彡です。

思うに、人の目なんか気にせずに、自分の体調だけに集中するしかない。

気にするだけ損ですから吹っ切ったモン勝ちです。

 

 

試し出勤の結果…

すべてのスケジュールを終えたのちに、再び主治医と正式に復帰してもいいかどうかを話し合います。そりゃそうです、いままではお試しですからね。

わたしは、このまま復帰を選びました。

もうあんな生き地獄の日々に戻りたくないというそっちの意識が勝ちました。できるかどうかというより、やらざるを得ないという。もちろん、体調的に問題は無かったんですけど。

正式復帰に当たっても、どういう仕事をするのかとか、いろいろ調整が入りました。うちは上司がそこのところまで考えてくれていて、試し出勤の仕事をそのまま継続することになりました。

 

 

正式復帰前の試練

ということで、公務員の復職にあたっての試し出勤についてレポでした。

もちろん、それぞれの団体で試し出勤の仕組みは異なりますから、あくまでも参考程度に。

というか、正式復帰ウンヌン以前の問題に、この試し出勤がかなりきつかったです。

アッサリ書いてますけど、実際は死に物狂いでしがみついて乗り越えたってカンジ。そうとうなストレスがかかりますから、もちろん体調も悪くなります。それでも、続けられて、さらには正式復帰まで持ち込めると覚悟が決まったなら、その時が好機でしょう。

自分の体調と、時の運に任せて、エイヤと試しましょう。うつ病になったことは不遇ですが、人生これから先はまだ分からない。あがき続けることが必要です。

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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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