こんにちは。中瀬一菜です。
今日はわたしの新たな習慣、感謝帳についてお話します。
1 感謝帳???
わたくし、ついこの間まで存在すら知りませんでした。
日々のありがたいなと思ったことを記録する感謝帳なるものがあるそうです。
これを知ったきっかけは、 関西テレビの「セブンルール」という番組を見たことでした。此方の番組、わたし大好きでして、毎週見ています。社会で活躍する女性に密着して、彼女たちが大切にしている7つのルールを見ていくという番組。
この番組に、女優の吉田羊さんが出られていたことがありまして。吉田羊さん大好きで…ドラマ『HERO』で脚光を浴びる前のバイプレーヤーとして活躍していた頃から、気になっておりました。(ここらへんドラマオタクですね)
そんな彼女のルールの一つとして、「感謝帳をつける」というのがありまして。悩まれていた頃に、ご友人から「お前には感謝が足りないから感謝することが少ないんだ! 感謝帳をつけろ!」と指摘を受けて、つけるのを始めたそうです。
番組内でそのつけ方を披露してくれていました。普通のノートにガリガリッと今日あったありがたいことを箇条書きでどんどん書き出していました。
その内容は、ごくごく普通。というか、なんなら気づいていなかったレベルの些細なモノ。確か、お父様と朝食を召し上がったとか、そういう感じでした。
2 わたしの感謝帳のつけ方とその効果
感謝していないから感謝すべきことが少ない…これはわたし的に非常に図星でした。
現在、うつ病で休職中ですが、こうなる前はなかなかにブラックな働き方をしていました。マニュアルもない、前年の資料は杜撰、前任者はそれとなくフェードアウトするようにしか接してくれず、それなのに扱う公費がゼロを数えるのも嫌になるくらいの額。
毎日不満たらたらで、怒ってばかりいました。なんでこんな目に合わなければいけないのかと。
それを母にぶちまけると、毎回必ずと言っていいほど、「なんでもありがたいと思いなさい」と説教されていました。「信号は青でも、お前が青だと思わなければ青じゃないでしょ」と。(この辺の理屈は謎です…母は説教が下手…)
それを聞くたびに、わたしはブチ切れて、この状況のどこに感謝すべき点があるのか!?!?!?となっていました。もちろん、薄々わかってはいましたよ、感謝すればいいのだろうとは。でも、そうするのがとっても癪だった。
というか、母から説教を受ける以前に、なんとなく、そもそもわたしは感謝が足りないと察しがついていました。
人から分かりやすく何かをしてもらって感謝すべき場面でも、心のどこかで「それは気を利かせて当り前」とか「ラッキー! 面倒ごとが減った」くらいにしか思っていない時が多々あって、そう思ってしまう度にいかんいかん!!!と自省する…
わたしの良くない点だと把握はしていましたが、どうにもできずに今日に至っていました。
…そんな中、幸運にも感謝帳の存在を知ることができたのです。
これはやらねば!!!と思い、さっそく吉田羊さんの真似を始めました。これはもしかしたら、職場復帰後のストレスやらなんやらの対策になるかもしれない。
ということで、まずは感謝帳にするノートを買いに行きました。
毎日つけるのですから、テンションが上がる可愛いものが良いかなと思いました。わたしってこういうところはどうにも形から入りたいタイプでして。それに、鞄の中に入れる場面があるかもしれないので、薄いものを探しました。
なんだかハッピーな表紙です。薄いし、持ち運びしやすい。300円でした。
そして、早速つけてみました。
ポイントは、吉田羊さんがなさっていたように、どんな些細なことでもありがたいと思ったら書く、以上。思いつく限りどんどん並べていきます。
いかがでしょうか。我ながら良い感じにかけていると思うのですが…(筆跡は無視してください…)
全体的に食い意地はってるなってかんじですけれど、しょうがないね、食べるの大好きだもん…
夜寝る前とか、思いついたときに、ささっと書くといい感じです。やっぱり、こういうものは、アナログの方が捗るかもしれませんね。タブレットをフリックなりタップなりするよりも、ずっと早く書けるし、やっぱり手で字を書くと頭に良く入ります。
書きながら、ああ~~~これは確かにありがたいわ~~~と実感できました。お手軽なのにこの効果。これは習慣化採用です。
3 なにごともありがたいと思えば幸せさ
実際につけてみて確かにありがたいと思う機会がぐぐっと増えました。
いままで、朝起きることができてありがたいなんて思ったことも無かったですけど…いざノートに向かって鉛筆を握ると、ふっと書いちゃうんですよね。不思議です。
そして、うつ病で休職中なので、会社に行かずにほぼ引きこもり生活なのに、そんな中でも感謝することはたくさんあることを初めて知りました。
感謝帳、すごくいいと思いました。
ノートにしたためながら、ありがたいなぁ~~~としみじみしちゃう。こんなにありがたいことがあると、今度は幸せだな~~~と思うようになりました。
そう、ありがたいが幸せにいつの間にか変換されちゃって、これを書けば気分がちょっと上向きになれるのです。
しかも、これはその日のことを振り返って、その日だけに集中するので、これから先のことを考える必要がなく…そういう意味で、今日をしっかり生きることができるなと思いました。大袈裟?
何事もありがたいと思えば幸せ。どこかで聞いたことのある使い古されたフレーズだとは思いますが、これは本当ですね。
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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