こんにちは。中瀬一菜です。
今回はわたしの勉強方法についてお話したいと思います。各種受験勉強の参考になればうれしいです。
1 進学系の高校、某大学、公務員…試験付けだった日々
わたしは現役公務員(ただしうつ病で休職中☆彡)なのですが、「公務員になるような人って優秀なんじゃ…」とよく言われてしまい、非常に肩身の狭い思いをしております…
わたしはちょっと記憶力が良かっただけで、地頭はかなりのおバカ仕様だと自負しております。
というのも、小学校二年生の引き算の授業ですでに詰んでいました。引き算の仕組みが分からなかったのです。なんとなく、こういう問題のときは「ー」を使えば正解にしてくれるという感の良いガキでした。小学校五年生のときの割合の授業は分からないし、中学校に入っても数学だけやけに成績が悪いし、ついでに国語もなんか悪い。総合成績は中の上、その程度でした。
そんなわたしが、どうして人から優秀だね~と言われる人生を歩めたかというと、とにかくがむしゃらに頑張ったからです。ただそれだけ。もはや脳筋。
←がむしゃらに頑張る中瀬氏(イメージ)
ですが、努力したからと言って、結果がついてくるわけでもなく…そこらへん中瀬さんは「どうやったら効率よく勉強できるのか」を余念なく調べていたのでした。
家族から「試験系ならお前の出番だな」と嬉しくも無い太鼓判を押されるわたしの勉強法をまとめていきたいとおもいます。
2 お勉強に使うモノ
わたしが学生のころは、女の子の間で「大きい筆箱を持っていろんなペンを使う」のが流行っていました。ポスカやマッキー、ハイテックなどなど…カラフルで可愛い筆記用具を持って使って、可愛いノートに仕上げるのが良しとされていたんですね。
しかし、わたしはちょっと違っていて…そもそもそんな可愛い筆記用具を変えるお金が無かった(悲しい)というのもあるのですが、そういうゴチャゴチャしたのが好きでは無かったんですね。
年頃の女の子なのに流行に逆らって、少ない数の筆記用具で自分が分かりやすくまとめるのが好きでした。
思うに、この辺りがわたし的ターニングポイントな気がしております。ということで、わたしがお勉強に使うモノをご紹介します。
青いペン
わたしが愛用しているのは、サラサクリップの青っぽい色(この色という指定は特にない)です。
青けりゃいいくらいに思っていたのですが、ハイテックだと握力が強すぎて途中でインクが出なくなるし…キャップ式は開けるのがめんどいし…なんとなくサラサクリップに落ち着きました。
とにかく、さらさら~っと書きやすいんですよね。かなりのクセ字で相当早く字を書くのですが、紙に引っ掛かってムキーッ!となったことはないです。とりあえず、ボールペンはコレで万事OK。ちなみに赤ペンはそんなに使わないので、百均かどこかで安く買ったものを使うという格差。
薄い色のラインマーカー
プロパス・ウインドウ | プロパスシリーズ | マーキングペン | サインペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
青ペンの次に絶対なくてはならないのが、蛍光ペン。ただの蛍光ペンではない、マイルドカラーのモノが絶対です。そして、太い方のペン先に窓があるタイプ。同じような色味の商品は他にもありますが、あっちは窓がなくって引きにくいのだ…それにインク持ちがコッチの方が良い気がする…
蛍光ペンだけはたくさん持っているのですが、いつも携帯しているのは緑とピンク。なぜこの色にしたのかというと、イチゴみたいなツートーンカラーが可愛いというおバカな理由&目に優しい色だからです。黄色とかキンキンしてずっと見てられない。
蛍光ペンは、二色以上あると便利だと思います。自分で色によって線を引く場所を変えると、視覚的に情報を整理できて頭から読み直す時間を節約できますから。
振れば出るシャーペン
ドクターグリップ | 筆記具 | シャープペンシル | シャープペンシル | 製品情報 | PILOT
オプト (シャープペンシル) | 筆記具 | シャープペンシル | シャープペンシル | 製品情報 | PILOT
シャーペンは、軽すぎず・重すぎずが一番大切だと思ってます。軽すぎると持ってない気がして心許ないし、重すぎると疲れます。
それから、振れば芯が出る機能も重要。お勉強してるときにいちいちカチカチ押すなんて面倒な動作は無駄です。あればなお良いのは、グリップ部分がゴムになってること。お勉強してるとどうしても長時間握るので、手が痛くなりにくい(と思う)ゴムが優しいですよね。
ということで、受験勉強真っ盛りのときはドクターグリップ、今現在はOptを使っています。Optはデザインがスマートでカッコいいのでなんか気に入ってる。
ちっちゃい付箋
あとは付箋です。わたしは小さいサイズが好きで愛用してました。デカいとたくさん貼れないし、邪魔になるし、結局破れてどっかいきました…とかなっちゃうので。ここに何かを書くというより、インデックス代わりです。単語帳とか小さい本にもバンバン貼れるから好き。それに、ちっちゃい分、量が多いからなおのこと好き。
もちろん、大きいインデックスも時には張りますが…こっちは別にこだわりはなく…見てわかりゃ何でもいいって感じ。
ということで、以上がわたしのお勉強ツールでした。その他の筆記用具やノートなどは特にこれといった指定は無く、「機能が最低限ちゃんとしていればなんでもいい」と思ってます。
お察しのとおり、中瀬さんの筆箱はとっても小さいです。ガチ勉強以外のときは2,3本のペンだけあればいい人です。
…ちなみに、公務員として働いているときは別に勉強でもなんでもなかったし、支給品の良く分からん筆記用具を使ってました。こだわりといってもこの程度のモノです。とりあえず使いにくかった。
3 お勉強方法
紹介したモノたちを駆使してお勉強をするのですが、やっぱり、ガムシャラに時間を作って机にかじりついて何かしら手を動かす…というのを1,000時間繰り返そうと、それが結果に結びつくかというと、ちょっと問題ありだと思うのです。
努力は必ず報われる…わけではなく、正しい努力であればよほどの高望みをしない限り報われる、が正解だと思います。
わたし的に考えた「正しい努力」につながるかなぁと思うお勉強方法をご紹介します。
歌詞がすぐ理解できない音楽を用意する
まず、音楽です。これは必須。そして、歌詞が理解できないとなお良いです。これは良い事なのか悪い事なのかあれですが…わたしは英語がそんなにできないので、洋楽なんかでもOK。あとは、邦楽でも超早口とか歌詞カード見ないと何言ってんのか分からない系とかそういうのが良いです。
その日の気分で再生リストを整えて、ずーーーーーっと聞いてるって感じ。まじでずーーーーーっとです。イヤホンを外すのは、帰り支度をするときだけ。
自宅だったらPCでもなんでもいいんで音楽流しっぱなし。外だとイヤホンです。無音だと集中できないし、かといって他人の声だと気が散るし、音楽が丁度いいと思います。
これで、お勉強するぞ!というメンタル的な部分を整えて、ペンを握ります。ちなみに、わたしは音楽を聴いていても、集中すると途中で音が聞こえなくなります…変でしょ…
まずはシャーペンだけを使う
さて、お勉強しましょう。参考書を開きます。ふむふむ…ここが大切なのね…とりあえず読みますけれど、わたしはこのときシャーペンだけを握って線を引くなりなんなりしています。
最近の参考書って良く出来てますから、大事なところはちゃんと強く書いてくれてますよね。あえてその上からさらに強くする必要はあんまりないかなと思うのです。この場所とこの場所が繋がっているとかメモしたり、数を数えてメモしたり、強調されてないけど大事なこと言ってる場所に線引いたり…そんなことをします。
それに、今読んで大事だなと思った場所と、後々読んで大事だなと思った場所はたぶん違いますから、しょっぱなから蛍光ペンを握って線を引きまくっているとめちゃくちゃになるんです…消せる蛍光ペンなるものがあるそうですが…手間ですし…
なので、最初は鉛筆だけ。蛍光ペンや青ペン・赤ペンで色を加えるのは、本を読む二巡目以降にします。復習のときに色を入れる、というのもやってました。
無駄に手を動かさない
それから…センター試験程度ならまだしも、公務員試験などの科目数が馬鹿みたいに多い&馬鹿みたいに範囲が広い試験の勉強で、がむしゃらに書いて覚えるのは手が壊れる方が先になりますから、書いて覚えるというのはもう忘れます。目と耳で覚えます。椅子から立ち上がって、あちこち動き回りながらお勉強します。これは試験の解答方法が選択系だからというのもありますが…
いちいち参考書に書いてあることをまとめ直して…という時間が惜しいというのもあります。セルフ単語帳づくりだってそうです。あれ、作るだけでどんだけ時間を使うか…それから自分がどんだけソレを使うか…
もちろん、書いて覚える場面もありますが、「勉強≠ペン握って紙に書く」が原則であると自分に言い聞かせています。
…書いてると、体力すっごい持っていかれるからマジで気を付けて。
簡単なモノから徐々にハードルを上げる
特に独学で何かを勉強する場合や、特定の分野を極めたい場合、最終的に求められるレベルを見据えて最初っから分厚くて専門用語がバンバン出る本に手を出しがちですが、それは途中で挫折するのが目に見えている自殺行為じゃないでしょうか…
まずは、勉強を始めていない自分のレベルでも理解ができる簡単な本から始めるべきです。
その本をまずは丁寧に読んでいきます。それが終わったら、ちょっと詳しく書いてある難しい本、それもできたらもっと詳しく書いてあるより難しい本…と徐々にレベルアップさせていきます。お金はかかりますけどね…背に腹はってやつ…
例えば、わたしだったら歴史系は↑の方法でやりました。最初はめちゃくちゃ簡単な学校の定期テストレベル、その後はセンター試験レベル、それから難関私立筆記試験レベル…と徐々に上げていきました。4冊は使ったと思う。
記憶するモノがあるなら青ペンで&回数回そう
手をあまり動かさずに勉強するといいましたが…それでも書かないと覚えられないものがあるのもまた事実…かなしい…
そういうときは、青ペンの出番。適当な紙にひたすら書きます。色はぶっちゃけ何でもいいと思うけど、青の方が文字が密集しているのを見ても目に優しいし、先程紹介したサラサクリップだとシャーペンよりも書きやすいです。ペンを持てる力さえあれば書ける。
そして、ひたすた本を「回します」。本を上下左右にクルクル…ではなく、本をすべて読むまたは解くのを回数こなすのです。一冊分解き終えたら一回回す、それを二回、三回、四回…とひたすらに「回し」ます。回し終えて次を回すまでの間隔が短くなればなるほど良い。いうなれば、記憶したモノが抜け落ちないように、むりやり栓をしている状態でしょうか。
これは…公務員試験の一番ヤバいときにやってました。毎日ボロボロの問題集を何冊も「回す」のです。どうしても結構な速さで解かざるを得ないので、当然手は追いつきません。目と耳で頭に叩き込みます。これをやる時点で相当消耗しているので、極限状態でのお勉強って感じ。頭の中から何かあふれ出して口から出そうって初めて思った。
4 お勉強で一番大切なこと
…と、参考になるのかどうか非常に怪しいことをまとめてまいりましたが、お勉強をするうえで一番大切なことは、どんな筆記用具等を使うかでもないし、どんな方法でお勉強するかでもないです。
一番大切なのは、健康であること。
公務員試験ですと、だいたいの人は一年以上かけて準備して、たった一日のために頑張り続けるわけですが、適当なことをしていると途中で体を壊します。壊すまで行かなくても、病気にはかかります。風邪とかインフルエンザとか。
本当に、身体は資本ですから、ご無理だけはなさならいように…
試験や受験となると、どうしても競争率などで他人を意識しがちですが、戦うのは他人ではなく自分の点数です。点数さえ良ければ、競争率がべらぼうに高かろうと合格するのです。当り前のことを言っていますが意外と盲点では? 周りに振り回されて自分のペースを乱す…なんてことも無いようにしたいところです。
ということで、わたしは現在、上記のようなお勉強方法で相変わらずお勉強中です。今はプログラミング言語(Pythonやってます)、この後はインテリアコーディネーター、その後はCADの勉強をしたいなぁと思っています。
人生、どこまでいってもお勉強だと思います。
お受験的な意味でも、人生を楽しく生きるという意味でも。
わたし自身、ついつい無理をしがち(だからうつ病になった反省)なので、無理のないように慎重にお勉強しています。マイペースなんですが、それをさらに引き延ばしてスローペースといった感じ。
なにか目標があってお勉強されている方に、参考になればうれしいです。一緒に頑張りましょう~~~!
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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