小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

生きにくいので自分の攻撃力を上げてみた

こんにちは。中瀬一菜です。

今日は、うつ病になる前から癖になっている、生きづらい毎日をなんとか乗り越えるための知恵的な何かをお話したいと思います。

 

 

1 生きにくさゆえの工夫?

生きにくい…あまり人に説明するには向いていない語感ですが…共感していただける人がいらっしゃることを信じて説明すると、なんとなく外に出にくいなんとなく他人の目線が気になるなんとなく他人の声が気になるなどなどです。

具体的には、満員電車が苦痛でした。物理的なしんどさというより、何を考えてるのか分からない人間たちの圧倒的多さに精神的に参ってしまいます。あと、職場です。目上の人間への気疲れでこれもまた精神的に参ってしまいます。

細かいことを言えば、歩道を歩くのも嫌です。前から来る人とすれ違う時、狭い歩道だと、どちらか道を譲るのか問題になって、わたしはそれが苦痛です。お店のドアとかも、同じような理由で苦手です。エレベーターは操作盤の前に立ちたくないし、ウィンドウショッピングはできるだけ避けます。

 

そういう風に思ってしまうのは、圧倒的に自分に自信が無くて、自分で自分を理想と比べて絶望していたからだと、今ではそう考えています。実に器用な話です。

 

そもそものものの考え方を変えることができれば話は早いのですが、そんなことすぐにできるわけがない。

しかし、お察しのとおり、これでは普通に生活ができないので、わたしは自分の外見を精神的に武装して、わたしに対するあらゆる不愉快事象(上記の満員電車など)に勝つ方法を考えました。原因を自分ではなく、外に向けた結果、理想の自分なんて放っておいて、自分を外から飾ることを思いついたわけです。

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…何を言っているのか分からない? ええ、わたしも、自分ってたいがい面倒くさい人間だなと思っていますのでご安心ください。

 

 

2 わたしの考えた最強の武装(精神的)

1 化粧

ストレスゆえの慢性胃炎からの肌荒れで、綺麗な顔とはお世辞にも言えませんが、自己満足の範囲で整えるのは好きでした。

最初は、女の子らしいふんわりとしたメイクを心がけていました。チークをちょっと濃く入れたり、ピンクの可愛いリップを塗ったり…

ですが、これでは武装にはなりえないのです。そんな如何にも庇護対象のような弱弱しいメイクでは、わたしが晒されている不愉快事象には立ち向かえません。

そこで、クールでシャープな印象になるように変更することにしました。

そうすることで、強い自分の仮面を作ることができる(気がする)のです。『ガラスの仮面』的なアレです。

  1. 眉毛はふんわり山なりではなく、眉山を意識して吊り上げて眉尻はしゅっと細く書く。
  2. アイシャドウは瞼に平行ではなく、瞼から斜め上に向かって伸ばす。
  3. 口紅は赤系一択。
  4. ついでに髪型は前髪を作らずにワンレングスするとなおよい。

口紅でお気に入りだったのは、CHICCAです。塗り過ぎ感なく、赤くなるので最高でした…

CHICCA【キッカ】-艶めく、ときめく。“インビジブルメイク”で、あなたらしい美しさを。

イメージは北川景子さんとか、松嶋菜々子さんとか、そっち系です。

こうすることで「強めの仕上がり」になりますので、大人っぽくなりたい()方はぜひ。

 

2 靴

靴もかなり重要です。ここも(精神的な意味で)攻撃力を上げるため、絶対にヒールがあるものを履くようにしていました。靴の先も丸い奴ではなく、尖がってるものがなおよいです。

そうすることで、不愉快事象も度が過ぎれば蹴り上げるぞ、こいつでな!(物理的に強そうな靴を手に)と、心の中で威嚇できるのです。これは非常に精神的に安定できます。

ヒールは高ければ高いほど良いです。かしこまった場で履く用のパンプスは、黒色のハイヒール(推定5~7センチ)を愛用しています。もちろん、靴の先は尖がってます。

でも、ひとつだけポリシーがあって、かつかつ煩い靴はダメです。こいつは最高にいただけない。社会人の最低限のマナー?というか、わたしのなかのポリシーに反するので、靴を買う際にはサイズに細心の注意を払います。

 

3 服

服でも攻撃力(精神的な意味で)を上げていきます。

まず、花柄・レース・リボンとはおさらばです。選ぶのは黒っぽいパンツやスカート、白っぽいブラウスです。できるだけシンプルなものがなおよいです。バリキャリ風…となると、行き過ぎるので、バリキャリとオフィスカジュアルの平均点の間を狙っています。

安価に行きたいところですが、服って結構お値段が目に見えて分かるところがありますよね。あまりにぺらっぺらの如何にも安いっす!な服では、敵()に付け入る隙を与えてしまうので、いただけません。

ここは財布が痛いところですが、出し惜しみは無しで、シルエットがカッコいいものを選びます。近寄りがたい印象を与えられるように、年相応ではなく、すこし年上を意識するとなおよいと思います。

わたしは、ROSSOの服がイメージに近くて、よく購入していました。(ちょっとお高いですけどね…)

【ROSSO】ファッションネット通販|URBAN RESEARCH ONLINE STORE

 

4 香水

最後に香水です。最終的に匂いをまとって見えないバリアを張ります。ここまでくれば完璧です。

最近の柔軟剤やシャンプーは、匂いのきついものが多い(ような気がする)ので、その上から香水となるときついような気がしないでもないですが、わたし的には攻撃力(精神的な意味で)が上がるので、問題なし! ただし、用法・用量は公害にならない適度に考慮しつつ、です。

お花畑~♪なフローラル系では弱弱しいので、私はさっぱりしたユニセックスな香水を選んでいます。

現在つかっているのは、ゲランの香水です。

ゲラン<公式>ブランドサイト-Guerlain - Guerlain

ブランド名だけで攻撃力マシマシな気がすでにします…!強そう…!

 

 

3 ちょっとまって、大事な何かを忘れているような…

そう、ここまでやりあげてしまうと、大事な何かを置き去りにしているのです…

それは、男性受け!!!

可愛さゼロ!強さ(精神的な意味で)カンストの状態なので、最高に男受けがよろしくない…御陰さまで、姉御キャラが板についてしまいました。

ほんとうはそんなことはなく、あらゆる不愉快事象におびえているだけというのに…万全の対策が功を奏したぞやったね!というべきか…

アラサーとはいえ、まだ20代。同じ年頃のアナウンサーさんって、可愛らしい服装してるよなぁ…まだ着ても許されるはずなのに、ここまで仕上がってしまえば気恥ずかしくってもう後に戻ることもできません。

 

…せめて、まだ若くて、奥義☆若気の至りを使えるうちに、ちゃちゃっと結婚して、ちゃちゃっとドレスを着たいものです。

それでも、結婚式~披露宴~は、絶対に勘弁してくれと思うあたり、すでに手遅れでしょうか…手遅れではないと信じたいところです。

 

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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
Twitter  https://twitter.com/ebihuraiumeeee

Instagram  https://www.instagram.com/nakasehiina/

note        https://note.com/me10s2ct

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