こんにちは。中瀬です。
今日はうつ病患者であるわたしの最近の療養生活についてお話したいと思います。
うつ病と抗うつ剤
わたしは以前、抗うつ剤が効くかどうかは運しだいだよというお話をしていた。
人によってうつ病になった原因は違うし、体質は違うし、ちゃんと主治医の先生と相談して自分に合う薬を飲もうねって話でした。
このときに、自分に合う薬があることを、それは運が良いんですという表現を使いました。
この運が良いという言葉は、わたしから発せられたものではなく、主治医からの受け売りで、この記事を書いていた当時は、わたしって運が良かったのね~~~ツイてるツイてるいっぱいツイてる~~~!くらいに思ってました。
棒アイスの当たりが出た感覚で、ラッキー!って感じに受け取ってた。
なによりも、運
わたしが主治医の口から運が良いという言葉を再び聞いたのはつい最近のこと。
気分の波が安定した日々を送っていましたが、職場復帰が目の前をちらつくようになってから、不安定になり始めたのです。その時に、頓服用としていつも飲んでいる薬を余分に処方してもらいました。気分が悪くなったら、一つ飲んでみてね、そんなカンジ。
早速気分が悪くなったのでひとつ飲みました。なんとか持ち直し、特に問題も無く次の診察まで過ごすことができました。
そのとき、先生は再び、運が良いですね~と言いました。
そして、世の中、すべて運ですよ。そう言うのです。
お医者さんが。理系の超賢いエリートの人が。そう言うんですよね~ わたしは驚きすぎて、きょとんとしてしまいました。
すべては確率を上げているだけ
思えば、わたしが運について誰かから教えをいただいたのは、これが二度目でした。
一度目は学生の頃。試験勉強に励んでいた時期に、ある先生がおっしゃっていた。
みなさんはとてもよく勉強をしているが、それがそのまま試験の合格に繋がるのではない。ただ、勉強することで正解する確率を上げているだけなのだ。だから、ひとつでも正解があれば、有難いなァと思うことです――…
当初は意味が良く分かりませんでしたが、今なら良く分かります。
試験勉強と合格。うつ病と抗うつ剤の効果。すべては当たり前につながる話ではなく、運がつなげてくれていた話だったんですね。
そう思えば、この世には運だらけです。
犬に顔を舐められた――でも病気にはならなかった。車の運転中、人が飛び出してきた――でも事故にはならなかった。夜ベッドで寝た――翌日の朝目が覚めた。
100%確実なことはあるでしょうが、ほとんどの物事は確率――要は運しだいでしょう。
なるほど、ともすれば、人生運が良いことが一番だとお医者様が仰る意図も御尤もです。
上げられる運は上げておく
…って、決してスピリチュアルなアレではありません。
要は、自分の行動一つで確かさを確実なモノにできるのなら、ちゃんと行動しようというお話です。
抗うつ剤が効くかどうかについてだったら、自分がちゃんと勉強する・体質を知るとか、主治医とよく相談するとか、セカンドオピニオンを取ってみるとか…できることはたくさんあります。そういうことを積み上げて、抗うつ剤が効くかどうかという運を上げるのです。
…わたしの場合、それこそ運が良い事に、抗うつ剤が効くかどうかについては悩んでいません。
ですが、そのほかの物事においても、同じように上げられる運はたくさんあると思いました。
例えば、結婚できるかどうかだったら、婚活をしてみるとか、友好関係を広く保っておくとか、大勢の人が集まる場へ積極的に参加するとか、結婚の意思があると知人に言っておくとか、小奇麗な身なりを保つとか…出来ることはたくさんあって、結婚できるかどうかの運も上がりそうです。
それと同時に、有難いなァと思うことも大事にしておきたいところ。
やっぱり、わたしにかかればこんなの当り前よねッ!とお高くとまっているよりも、細やかなことに感謝できる謙虚さのほうが、好ましいです。なんとなく、心が落ち着きます。
…ということで、全ては運次第なのよ、上げられる運もあるのよ、感謝しようねっていうお話でした。
スピリチュアルじゃないよといいつつ、寺社仏閣(神社の方が好き・仏像マニア)大好きなので、そういう意味での開運もしっかりお願いしていきたいところ!笑
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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