小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

お見合いとかけまして仮想通貨と説きます、その心は?~自由って不自由ね~

こんにちは、中瀬です。久しぶりに恋愛のお話です。

 

中瀬さんの祖母のお話

最近、祖母と話す機会が多くなり、いろんな昔話を掘り返しているのですが、その中でも祖母の娘さん時代の話がとても興味深かったので、今回は恋愛の記事を書きます。

ちなみに祖母のスペックは以下の通り。

  • 現在80歳のおばあちゃん。健康そのもの。
  • 父方の祖母。
  • 昔ながらのお見合いで結婚。
  • なお、祖父はすでに他界。

まあ、どこにでもいるクソ田舎のおばあちゃんですね。お見合いで結婚というあたりも、当時を鑑みると平均的なお話でしょう。

しかし、ちょっと人と違うのは、祖母はこういう昔ながらのお見合い結婚がイヤだったということ。

どれだけイヤだったかというと、他県へ就職して出て行ってしまうくらいイヤだったみたい。でもまあ、わたしの父、そしてわたしが生まれていることからお察し案件ですが、その後祖母は連れ戻されるんですけどね。

この連れ戻される当たりのお話がなかなか面白かったのです。要約するとこんな感じ。

お見合い結婚がイヤすぎて県外へ脱出。その地で就職するべく眼鏡を新しく作る。(当時で言えば高い買い物だったでしょう)

実家側はそれをよく思わず、仲人が差し向けられる。同じ町内に住む祖父を紹介され、祖母のもとへ連れていくとまで言われる。

さすがに県外へ連れてこさせるのはどうかと思い、祖母はしゃあなしで帰省。

帰省したのが運の付き、祖父とのお見合い結婚成立。

…なかなかの人生ハードモードなのでは?

しかし、こんなことをされてよく結婚したなァ、祖母。孫は祖母がちょっと不憫に思えてしまいました。

 

 

お見合い結婚は悪なのか?

祖母は今でこそあっけらかんと話してくれますが、当時はさぞご乱心だっただろう…

と思ったのですが、割とあっさりしていました。

そういう結婚が普通だった時代という諦めもあるでしょうが、現代とはまた違った考え方が祖母の口から語られたのでした。

お見合い結婚は確かにイヤだったけれど、どこに住むどんな人というのが、仲人や近所の者たち経由で分かるので、他人の目を通して自分の旦那を鑑定できるから、全く素性の分からない人間と一緒になったわけじゃないんだよ、というような旨でした。

なるほど、当時は今よりも人間関係が密ですから、ご近所ネットワークですべてが筒抜け。それが良いように働いた結果、一定の人柄保証がある状態だったというわけか。

逆に、祖母は現代の結婚について、周囲の目がないからどんな人かも分からず不安だろうに、とも漏らしていました。

…わたしはただ自分の自由に恋愛して好きな人と結婚できないのは可哀そうと思っていましたが、そうじゃなかった。

自由なことが良いとは限らないんですね。

自由がない代わりに、保証があった。昔は昔でちゃんと成り立っていたんだ。

 

 

お見合いとかけまして仮想通貨と説きます

今は祖母の時代からは想像もできないような結婚があふれかえっています。

たとえば、婚活アプリで知り合って結婚するとか。SNSで意気投合して結婚するとか。出会い方の次元が変わってしまった。価値観も変わってしまった。わたしが上記で自由であることこそ至上であると勘違いしていたように。

人との付き合い方、繋がり方、接し方が大きく変わってしまった今、逆に祖母の時代のお見合い結婚が効率的に思えて仕方がない。

婚活アプリでどこの誰とも分からない人間とお茶して、「思ったのと全然違う!」とか「嘘をつかれていた!」とか愚痴って消耗していくことを思うと、すでに人間関係のネットワークで相互に保証されたお見合いってとっても手っ取り早いと思いませんか?

わたしは祖母の話を聞いて、婚活アプリでまさしく消耗しまくった身としては、一周回ってお見合いってアリじゃんと思いました。やっぱりリアルな人との繋がりって大事なんじゃんって。

お見合いとかけまして、仮想通貨と説きます。

その心は?

どちらも繋がり(チェーン)が大事でしょう。

御後がよろしいようで。

 

 

結婚かァ…(遠い目)

中瀬さんの婚活事情については、過去に記事にしたこともありました。よろしければぜひどうぞ。

www.me10s2ct.com

www.me10s2ct.com

現状は婚活は一切ストップしております。

別に結婚願望が消えうせたわけではなく、今でも虎視眈々と狙ってはいるのですが、危機感を覚えて焦るほどではありません。

30歳こえちゃったら、もう焦るとかどうでもよくなる(笑)

というか、日銭を稼ぐことで精いっぱい!(笑えない)

それに、うつ病患者なわたくし、子孫を残したところでその子孫は確実にうつ病にかかりやすい遺伝子を持ってしまうわけで。そう思うと、わたし一代で途絶える方が社会的正義なのではなかろうかと。

とはいえ、よほど良い遺伝子だか要素だかを持つスーパーパーフェクト配偶者に恵まれたら、その人のために子孫を残すことはやぶさかではないかなとは思います。

この点についてはまた記事に残したいと思います。

結婚って、何なんでしょうねぇ( ^ω^)・・・

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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
Twitter  https://twitter.com/ebihuraiumeeee

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note        https://note.com/me10s2ct

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