こんにちは、中瀬です。久々に精神科受診促進です。
ゆうこすちゃんの告白
まずはご紹介ですね、ゆうこすちゃんですかわいい!
元アイドルで、今は経営者として活躍されています。商品開発をしたり、YouTubeで動画を上げたり…THE☆成功している女!な印象でした。
そんな彼女が上記の動画を上げてくれて…わたしはマジでうれしかったの。
影響力のある人が言ってくれると、段違いじゃないですか。
彼女の告白の詳細は、ぜひ動画を見ていただきたいんですけれど、ファッション精神病な感じではなくてガチなやつだったので、確実に参考になること間違いなし。
精神科に行ってもいいんだよ!
ゆうこすちゃんの手前、わたしの話をするのは恐縮なのですが、わたしもゆうこすちゃんよりちょっと長く精神科に通っています。ということで改めてわたしのスペック確認。
- 精神科に通い始めて5年
- 主な病気はうつ病
- 月に1回の通院を続けている
- 減薬の予定はなし
薬を飲んで劇的に症状はよくなりました。
朝起きられるようになって、ご飯も食べられるようになって、自分の好きなことをして楽しいなと思えるようになりました。身体の表に出てくる病気じゃないから、治っている実感が分かりにくいんだけど、病院に通う前と比べたら別人です。笑
精神科はあまり良い印象はないかもしれない。
それは、巷で言われているような、隔離病棟の話だったり、薬漬けにされた話だったり…どうしても印象に左右されてしまいますが…
普通に風邪をひいたときに内科にかかるのと同じです。お医者さんがいて、看護婦さんがいて、よくある病院のひとつ!
最近生き辛いなァと思ったら、とりあえず行ってみよう。その症状は薬でよくなることなのかもしれませんよ。
特に女の子は行きにくい…でも行ってほしい!
ゆうこすちゃんも言っていましたが…特に若い女性は精神科に行きづらいですよね。
なにが行きづらくさせるって、家族が心配して引きとめるんですよね。
やっぱり先ほどの繰り返しになりますが、精神科への印象は決してよくありませんから、そこに通うとなるとどうしても心配が先立ってしまうんです。
これは、わたしも経験しました。
薬を飲み始めると副作用ですごく眠くなるのですが、それが異常なんですね。丸一日ずっと寝ているのが何日も続く。それを家族が見ると、余計に悪くなったと感じてしまって、薬を飲むのをやめろと口を出してしまうのです。
もちろん、そんなはずもなく、ちゃんと薬は効いていますからよくなっているんですけどね…
ということで、若い女性が陥りがちな精神科に行けなくなるパターンはこの通り。
- 家族の人にとって「精神科への印象」が悪い場合、そこへ通うことで娘の印象もまた悪くなることを恐れ、受診を控えるように口を出してしまう。
- 薬を飲み始めて副作用が出たとき、その様子におどろしてしまい、余計に体調を悪くしたのではないかと疑い、受診を控えるように口を出してしまう。
これはね、だれも悪くないんですよ。
家族はなによりも家族を大事にするものです。家族を想って善意でやってしまうんです…
でも、あえて言いますが、それでも精神科へは受診してほしいです。
精神科へ通うことは悪いことじゃない。薬の副作用を把握しよう。ただそれだけのことです。
わたしの主治医の場合は、わたしの初診の時に家族同伴での診察を勧めてくれました。お医者さんから見ても、若い女性の受診を控えてしまう傾向はハッキリ見て取れるんですね。
なので、わたしは二回目だか三回目だかの診察の時に、母親(家族の中で一番面倒な人)を連れて行って、主治医からわたしの受けている治療について一通り説明をしてもらいました。わたしがいい加減説明するのが面倒で、主治医に全部丸投げしたとも言いますが^^^^^
本人・家族・病院…三つの歯車
…というのが、精神科に通い始めただいたい5年前の話ですが、治療については未だに家族の心配の声が上がります笑
というのも、やっぱり減薬が進まないことを心配してるんですね。
そう、心配なんですよ。
だから、これもまた誰も悪くないんですね。
治療が進むにあたって、いろんな段階があるともいます。体調が上向いてきたとき、また調子が悪くなってしまったとき、その段階それぞれで治療する本人・寄り添ってくれる家族・そして主治医の三者が同じ方向を向いていることが大切だなァと思います。
ということは、病院選びが重要なのでは?とおもった方、まさにその通りでございます…^^
動画の話に戻りますが、ゆうこすちゃんは3つ病院を回ったそうです。わたしも3つ病院を回っています。
こういう風に病院を転々とすることをドクターショッピングというのですが、こればっかりは面倒でも仕方がない部分はあります。やっぱり人と人の相性がありますからね。実際にお会いしてみないと、クチコミだけでは分からない部分ではあります。
だからこそ、本人・家族・病院の三者の歯車がしっかり嚙み合っていないと、治療はうまく進まないんです。特に精神科は長い期間通いますから、お付き合いもその分長くなります。やっぱり、良い関係を築きたいじゃないですか…
精神科初診マニュアル~特に若い女性向け~
ということで、精神科へ初めて行く方へアドバイスをまとめますと…
- 本人、家族、病院の三者がうまく噛み合わないと、円滑な治療に支障が出るという前提を把握しておく。
- 特に若い女性、家族の心配による善意の治療妨害はありえるので、治療について家族の同意は必須!
- 初診の病院にずっと通わなくてはいけないルールはない。相性のいい先生に出会えるまでドクターショッピングしてもいい。
こんな感じかなァと思います。
此処に入れていませんが、だいたいの精神科は予約制をとっている場合が多いので、シンドイなァと思った時にすぐ駆け込める病院がご自宅の近くにない場合もあります。
スケジュール管理が必要な部分にはなりますが、必要なら予約を入れて(それこそ家族に調整をお願いしてもいいですね、シンドイときは余裕がないですから)受診しましょうね。
精神科に行くことは何も恥ずかしくないぞ!
気を付けていってらっしゃいませ。世の女性たちがみんな健康でいられますように。
追記
ゆうこすちゃんの件の動画に批判がよせられたそうな…
- 病気だと動画撮れないでしょ
- サムネイル画像の笑顔はなに?しんどいと笑えないでしょ
- ファッション精神病でしょ
あの動画に批判が来るとはわたしも全然思っていなくて、むしろよくぞ言ってくれた!というお褒めの言葉とか、さすがゆうこすちゃん!とか、そういうので溢れると…
わたし全然蚊帳の外だが…
↑みたいな言葉が吐ける人、まさしく病気じゃないの? お薬ちゃんと飲んだほうが良いよ。
病気じゃないなら、想像力が足りなさすぎるから、生き辛いんじゃない? 動画の10分間以外のところにもゆうこすちゃんの人生はあって、そこでは動画に載っていない波乱万丈がたくさんとある、って考えられない?
人には人の地獄があるんだよ。
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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